なぜ怖い?『るるるの歌』がEテレ最大のトラウマとなった真相

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なぜ怖い?『るるるの歌』がEテレ最大のトラウマとなった真相
なぜ怖い?『るるるの歌』がEテレ最大のトラウマとなった真相
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🎵 なぜ怖い?『るるるの歌』がEテレ最大のトラウマとなった真相

平日の爽やかな朝、登校前の小学生たちが集う時間帯に、突如としてブラウン管から流れてきた異様な不協和音。NHK Eテレ(当時・教育テレビ)の朝の子ども向け番組『シャキーン!』内で放送されていた「るるるの歌」をご存じでしょうか。白黒を基調とした無機質なアニメーション、不気味に響くのこぎりの音色、そして淡々と繰り返される動詞の羅列に、当時の子どもたちは凍りつき、今なお「Eテレ史上最恐のトラウマソング」として語り継がれています。

番組の放送終了から年月が経過した現在でも、SNSや動画サイトでは「朝から本気で泣いた」「親が見ても怖すぎる」と定期的に話題にのぼります。なぜ爽やかな知育番組の中で、これほどダークで不条理な楽曲が制作され、子どもたちの心に強烈な爪痕を残したのか。歴代シリーズの結末や制作陣の意図、ネット上で囁かれた都市伝説の真相まで、その全貌を深掘りします。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:「るるるの歌」は動詞の終止形(る)のみで構成された歌詞と、ミュージカルソー(のこぎり)の不気味な音色が恐怖を増幅させた。
  • 要点2:特に「オオカミ編」や「未来編」は救いのないダークなストーリー展開で、朝の子供番組の枠を超えた衝撃を与えた。
  • 要点3:「苦情殺到で放送禁止」の噂はデマであり、実際は言葉遊びと映像表現の限界に挑んだ実験的アート作品として高く評価されている。

【朝の衝撃】NHK『シャキーン!』発「るるるの歌」とは何だったのか?

「るるるの歌」は、2008年から2022年までNHK Eテレで放送されていた朝の教育エンターテインメント番組『シャキーン!』の初期コーナーとして誕生しました。番組自体は「子どもたちをシャキッと目覚めさせる」というコンセプトで、クイズや言葉遊び、テンポの良い体操などを中心に構成されていましたが、その合間に突如差し込まれたのがこの楽曲でした。

画面に現れるのは、切り絵のような無機質な線画イラストと、どこか生気を失ったようなキャラクターたち。そして、哀愁を帯びた奇妙な高音のメロディに合わせて、「あける」「しめる」「みつめる」といった動詞の「る」で終わる言葉だけが淡々と歌われます。朝の7時という、これから一日が始まる無防備な時間帯に突きつけられたシュールかつダークな世界観は、当時の小中学生に強烈な違和感と恐怖を植え付けました。

【恐怖の正体】子供たちが泣き叫んだ3つの理由|独特の歌詞・映像・のこぎり音

なぜ「るるるの歌」はこれほどまでにトラウマとして記憶に刻まれているのでしょうか。その理由は、音響・視覚・言語の3要素が緻密に組み合わさった独特の演出にあります。

第1の要因は、伴奏とメロディを奏でるミュージカルソー(のこぎり演奏)の音色です。作曲と歌唱を手がけたサキタハヂメ氏によるのこぎりの擦弦音は、幽霊の登場シーンを彷彿とさせる独特のポルタメント(音程が揺れながら移動する効果)を生み出します。バイオリンとも電子音ともつかないヒュ〜〜という不穏な高音が、聴く者の不安感を無意識に煽りました。

第2の要因は、極限まで無駄を削ぎ落としたミニマルなアニメーションです。キャラクターは感情を一切表に出さず、黒と白を基調とした殺風景な背景の中をカクカクとしたぎこちない動きで移動します。笑顔のまったくない無機質なキャラクターがアップになる瞬間は、ホラー映画のワンシーンのような緊張感をもたらしました。

第3の要因は、「動詞の羅列だけで進行する不条理なストーリー」です。一般的な童謡のように状況や心情を説明する言葉は一切なく、「あるく」「であう」「ねらわれる」「にげる」と、状況の変化だけが断片的に提示されます。説明が排除されているからこそ、視聴者は「この後どうなってしまうのか」という最悪の展開を頭の中で想像せざるを得ず、その余白が恐怖を何倍にも膨らませていたのです。

【歴代シリーズ徹底考察】オオカミ編と未来編が描いた「救いのない結末」

「るるるの歌」には複数のバリエーションが存在し、シリーズを重ねるごとにその世界観は深みと恐怖を増していきました。中でも視聴者のトラウマとして名高いのが「オオカミ編(おとこオオカミ編)」「未来編」です。

「オオカミ編」では、森を歩くひとりの男性が満月の光を浴びて狼男に変身し、周囲を威嚇しながら夜の闇へと消えていく姿が描かれます。Eテレの番組であれば「最後は元の優しい人間に戻ってめでたし」という救いを用意するのが定石ですが、この曲では変身した男がそのまま孤独に夜を彷徨う場面で幕を閉じます。子ども向け番組らしからぬ容赦のないバッドエンドに、呆然とする視聴者が続出しました。

さらに異彩を放っていたのが「未来編」です。荒廃したサイバーパンク調の未来都市を舞台に、無人の街を機械が徘徊し、人類が滅び去ったかのようなディストピアを想起させる描写が続きます。「つくる」「こわす」「きえる」といった動詞で紡がれる終末的なビジョンは、幼心に「世界の終わり」を直感させるには十分すぎる不気味さを放っていました。

【制作の裏側】作者の意図と元ネタ|なぜ子供番組でダークな世界観を描いたのか

一見するとホラーや悪ふざけのようにも受け取られかねない演出ですが、制作陣の狙いは極めて高度な「言語感覚と知覚の覚醒」にありました。作詞・作曲を担当した音楽家・サキタハヂメ氏や番組のクリエイティブチームは、日本語の動詞が持つ根源的なリズムと、映像とのシンクロによる面白さを追求していたのです。

日本語の動詞は、終止形にすると基本的にすべて「ウ段(る、く、す、つ、ぬ、ふ、む、ゆ、る)」で終わります。その中でも「る」で終わる言葉は膨大な数にのぼり、日常のあらゆる動作を表現できます。「る」の音だけで物語を紡ぐという極めて難度の高い言葉遊びの実験であり、そこに民俗学的な影絵や前衛的なアニメーション手法を掛け合わせることで、単なるキャラクターソングとは一線を画す芸術作品へと昇華させていました。

「朝の眠い頭に強い刺激を与え、五感をフルに働かせる」という『シャキーン!』の番組コンセプトにおいて、恐怖や違和感は子どもたちの思考を覚醒させるための強力な起爆剤として機能していたと言えます。

【都市伝説の検証】「苦情で放送禁止になった」という噂は本当か?

ネット上では長年、「あまりに怖すぎて親からの苦情が殺到し、途中で放送禁止になった」という噂が囁かれてきました。しかし、放送禁止になったという公式の事実は存在しません

『シャキーン!』内の楽曲コーナーは数週間から数ヶ月単位でローテーションする番組構成となっており、「るるるの歌」も通常スケジュールに沿って新バージョンへ更新されたり、他のコーナーへ切り替わったりしていました。むしろ人気の高さから、通常編だけでなく「びじゅつかん編」「おとこ・オオカミ編」「未来編」「アンコール」など多数のシリーズが制作され、番組を代表する看板コンテンツとして長期にわたりオンエアされ続けました。

「突然見かけなくなった=苦情で打ち切られた」という視聴者の思い込みが、ネットの掲示板やSNSを通じて都市伝説化し、トラウマとしての伝説に拍車をかけたというのが真相です。

【るるるの歌のトラウマ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:『るるるの歌』を作曲・演奏しているのは誰ですか?
A1:ミュージカルソー(のこぎり)奏者であり作曲家のサキタハヂメ氏です。サキタ氏は数々のドラマやCM、舞台音楽を手がける著名な音楽家であり、のこぎりを弓で弾く世界的演奏家としても知られています。

Q2:なぜ「る」で終わる歌詞ばかりなのですか?
A2:日本語の動詞の終止形が「る」で終わる特徴を活かした言葉遊びの知育企画として作られたためです。助詞や名詞を極力省き、動詞の動作だけで物語を伝えるという高度な言語表現の実験でした。

Q3:現在はどこかで視聴することはできますか?
A3:番組自体は放送を終了していますが、当時リリースされた『シャキーン!』の公式サウンドトラックCDやDVDに収録されています。また、サキタハヂメ氏の公式チャンネルや各種音楽配信サービスでも楽曲音源を聴くことが可能です。

【まとめ】世代を超えて語り継がれるEテレ屈指のトラウマ名曲の魅力

子どもの頃に感じた「怖さ」や「不気味さ」の正体は、予定調和を嫌い、純粋な言葉遊びと前衛的なアート性を追求した制作陣の真剣勝負でした。単に子ども受けを狙った明るい歌ではなく、不条理や未知の感情に触れさせる深みがあったからこそ、「るるるの歌」は数十年の時を経ても色褪せない伝説の曲として記憶されています。

大人になった今、改めて聴き直してみると、サキタハヂメ氏の美しいのこぎりの旋律や、計算し尽くされた歌詞のテンポ感に新たな感動を覚えるはずです。トラウマという強烈なインパクトの裏に隠された、Eテレのクリエイティビティの極致をぜひ再評価してみてはいかがでしょうか。 (出典: るるる の 歌 トラウマ(Yahoo!ニュース)

るるる の 歌 トラウマ
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