『オズの魔法使い』トトの犬種は?人間以上の高額ギャラと撮影秘話

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『オズの魔法使い』トトの犬種は?人間以上の高額ギャラと撮影秘話
『オズの魔法使い』トトの犬種は?人間以上の高額ギャラと撮影秘話
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🎵 『オズの魔法使い』トトの犬種は?人間以上の高額ギャラと撮影秘話

1939年の公開以来、世代を超えて世界中で愛され続ける不朽の名作映画『オズの魔法使い』。少女ドロシーが黄色いレンガの道を旅する冒険譚において、常にその足元で寄り添い、観客の視線を奪い続けたのが愛犬「トト」です。

ちょこまかと走り回る愛らしい姿と抜群の演技力は、80年以上が経過した現在でも映画史に輝く名演として語り継がれています。しかし、この小さな名優の犬種や撮影現場の裏側、さらには当時の大人の俳優を凌駕する驚愕の待遇については、意外な事実が数多く隠されていました。映画ファンならずとも知っておきたいトトの真実を、当時の記録と原作の描写から紐解きます。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:トトを演じた犬種はスコットランド原産の「ケアーン・テリア」で、本名はメスの名優犬「テリー」。
  • 要点2:当時のギャラは週給125ドルに達し、多くの人間の共演者(マンチキン役等)を上回る超破格の待遇だった。
  • 要点3:過酷な撮影での負傷やジュディ・ガーランドとの深い絆を経て、現在はハリウッドに記念碑が建てられている。

【犬種と特徴】ドロシーの愛犬トトの正体は「ケアーン・テリア」

映画『オズの魔法使い』でドロシーの愛犬トトを演じた犬種は、スコットランド西部のハイランド地方原産であるケアーン・テリア(Cairn Terrier)です。

「ケアーン」とは、スコットランドの荒野に積まれたケルト系の石積み(塚)を意味します。この石の隙間に潜むキツネやアナグマ、ネズミなどの害獣を追い出す使役犬として活躍してきた歴史を持ちます。そのため、体高はおよそ28〜31cm、体重6〜7.5kg前後の小型犬でありながら、骨太で筋肉質な頑丈な体躯を誇ります。

ケアーン・テリアの最大の特徴は、針金のように硬い上毛(トップコート)と密集した柔らかい下毛(アンダーコート)からなるダブルコートの被毛です。雨風や寒さに強く、映画のトトのように少しくしゃくしゃとした毛並みが野性味あふれる愛嬌を生み出しています。性格は極めて勇敢でエネルギッシュ、知的好奇心が旺盛で家族に対して深い愛情を示します。トトが見せた物怖じしない堂々とした立ち振る舞いは、まさにこの犬種ならではの気質が見事に反映された結果でした。

【衝撃のギャラ事情】人間の俳優超え?週給125ドルの驚くべき舞台裏

映画史における最大のトリビアのひとつが、トトに支払われた出演料です。実写映画『オズの魔法使い』において、トトのギャラは週給125ドルに設定されていました。

世界恐慌の余波が残る1930年代後半当時、週給125ドルはアメリカの一般的な労働者の平均月収を軽々と上回る大金でした。さらに驚くべきは、劇中でマンチキン国の住人を演じた小人症の俳優たちの出演料が「週給50ドル〜100ドル程度」であったという事実です。一匹の小型犬が、名もなき人間のキャスト陣よりも高い報酬を得ていた事実は、当時の映画界でも大きな話題となりました。

もちろん、この報酬は犬自身ではなく、ハリウッド屈指のドッグトレーナーであり飼い主のカール・スピッツに支払われたものです。しかし、当時のスタジオ(MGM)がトトの存在感をいかに高く評価し、代えの利かない主役級キャストとして扱っていたかを雄弁に物語っています。

【本名とキャリア】名名優「テリー」の波乱万丈な生涯と撮影秘話

トトを演じた犬の本名は「テリー(Terry)」といい、1933年生まれのメスのケアーン・テリアでした。劇中ではオスの設定でしたが、実際には利発なメス犬が演じていたのです。

テリーは子犬の頃に極度の臆病者だったため飼い主から見放され、トレーナーのカール・スピッツのもとに預けられたという過酷な過去を持ちます。しかし、スピッツの丁寧な訓練によって才能を開花させ、シャーリー・テンプルの主演作『青い鳥』をはじめ、生涯で16本以上もの映画に出演するトップスターへと上り詰めました。

『オズの魔法使い』の撮影現場は決して平穏なものではありませんでした。あるシーンの撮影中、魔女の手下であるウィンキー警備兵を演じる役者が誤ってテリーの足を踏んでしまい、足を骨折する重傷を負うアクシデントが発生します。撮影は一時中断を余儀なくされ、テリーはスピッツの自宅で数週間の療養生活を送りました。

この療養期間中、主演のジュディ・ガーランド(ドロシー役)は足繁くテリーを見舞い、回復後には「どうしてもテリーを買い取りたい」とスピッツに懇願したという逸話が残されています。スピッツはテリーのキャリアと将来性を考えて丁重に断りましたが、スクリーンを通じて伝わるドロシーとトトの完璧な呼吸は、撮影現場で育まれた本物の信頼関係の賜物でした。

【原作と映画の比較】ライマン・F・ボームの小説におけるトトの役割

1900年に発表されたライマン・フランク・ボームによる原作児童文学『オズの魔法使い』と、1939年の実写映画とでは、トトの描写や位置づけに興味深い違いが存在します。

原作小説の挿絵(W・W・デンスロウ画)では、トトは特定の犬種として明記されておらず、「小さな黒い犬で、絹のような柔らかい毛と小さな黒い目を持つ」と描写されています。つまり、映画版のケアーン・テリアという人選は、映画製作陣によるキャスティングの賜物でした。

また、物語におけるトトの役割は極めて象徴的です。カンザスの灰色で荒涼とした日常において、ドロシーが「唯一心から笑える理由」がトトの存在でした。さらに、竜巻が迫るなかでベッドの下に隠れたトトを助けようとしたことが原因で、ドロシーは避難シェルターに入りそびれ、家ごとオズの国へ吹き飛ばされることになります。

旅の途中でも、臆病なライオンに最初に立ち向かったのはトトであり、エメラルドの都で魔法使いの正体を隠すカーテンを引き剥がしたのもトトでした。トトは単なるペットではなく、物語の運命を動かす決定的なトリガーとして描かれています。

【ハリウッドの伝説へ】失われた墓地と2011年に建立された記念碑

名優テリーは1945年、11歳(人間換算で70歳以上)で静かに息を引き取りました。彼女の遺体はロサンゼルス・スタジオシティにあるスピッツの牧場に手厚く埋葬されました。

しかし1958年、ベンチュラ・フリーウェイの建設拡張工事に伴い、テリーの墓所は開発の波に呑まれ、跡形もなく失われてしまうという悲運に見舞われます。映画史を彩った名犬の眠る場所が消滅したことを惜しんだ世界中のファンは、長年にわたり記念碑の建立を求め続けました。

ファンの熱意が実を結んだのは2011年のことです。インターネットを通じたクラウドファンディングにより資金が集められ、ハリウッドの著名人が多数眠る由緒正しい「ハリウッド・フォーエバー墓地」に、ブロンズ製のトトの公式記念碑が建立されました。記念碑にはトトの姿が刻まれ、現在も世界各地から訪れる映画ファンや愛犬家たちの聖地として愛されています。

【トト(オズの魔法使い)】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:トトの犬種である「ケアーン・テリア」は家庭犬として飼いやすいですか?
A1:非常に賢く家族思いで無駄吠えも少ないため、良質なパートナーになります。ただしテリア種特有の頑固さや活発な運動量を必要とするため、毎日の散歩と根気強いしつけが欠かせません。

Q2:映画の中でトトは替え玉(スタント犬)を使っていましたか?
A2:骨折事故の療養中に一時的な代役が立てられた場面もありましたが、劇中のほぼすべての主要シーン・アクションはテリー自身が演じ切りました。

Q3:トトの名前の由来は何ですか?
A3:原作中では明確な語源は語られていませんが、英語の古語や俗語で「ちびっ子」「小さな子ども」を指す「Tote / Tot」から名付けられたという説が有力です。

まとめ|時代を超えて愛され続ける名犬トトのレガシー

『オズの魔法使い』におけるトトは、過酷な撮影環境を乗り越えたプロフェッショナルな名優犬テリーの熱演と、ドロシー役ジュディ・ガーランドとの奇跡的な相性によって誕生した映画史の至宝です。

一見すると小さく無力に見える存在が、どんな強大な魔法使いや恐ろしい魔女の前でも決して仲間を見捨てず、真実を暴く鍵となる――。トトがスクリーンで見せたその勇敢な足跡は、公開から長い年月が経過した今もなお、私たちに純粋な勇気と無償の愛の価値を伝え続けています。 (出典: トト オズ の 魔法使い(Yahoo!ニュース)

トト オズ の 魔法使い
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